毎週1冊本をを読んでブログでアウトプットすることが目標で今回が第17弾です。
今回は、説明がなくても伝わる 図解の教科書 を読みました。
会社でデザイナーの方にオススメしてもらった、図解の仕方を実例を交えながら分かりやすく解説している本です。
ノンデザイナーの僕でもすぐ実践できそうな内容ばかりでとても為になったのでおすすめです。
- Chapter1 「図」がすべてを語ってくれる
- Chapter2 伝わる「図」の5つのポイント
- Chapter3 「主題」「見せ方」「仕上げ」の3つの山を超える
- Chapter4 「図」を変えれば全て伝わる
- おわりに
Chapter1 「図」がすべてを語ってくれる
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資料やスライド画面を見たときに、人が最初に目にするのはタイトルでも見出しでもなく、図解や写真といった「視覚イメージ」。人は生理的に図やイラスト、写真を見て、その資料や文書が自分にとって重要かどうかを判断し、重要であれば文章を読み始める
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抽象的・概念的な内容は、文字に頼らなければならない場合が多いが、文字を視覚イメージと一緒に示したり、分類方法を変えて整理したりすることで、伝わりやすくなることが多い
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図解をつくる基本手順は、基本原則を身につけて、伝えたいメッセージを図解の型に流し込むことである
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デザイナーはまず手書きで始める。図をつくるときには、事前のアイデア出しやラフスケッチづくりが、最終的な品質に大きな影響を及ぼす
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図解のプロセスは頭文字をとってDTMと呼ばれる
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Discovery(発見):参考となる事例を見つける
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Transformation(変形):課題に合わせ、事例に手を加える
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Making(形成):スケッチをもとに図を仕上げる
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Chapter2 伝わる「図」の5つのポイント
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図解の5つの基本機能
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一瞬で伝える
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親しみやすくなる
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不安を解消する
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真剣に受け止めてもらう
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誤解やミスを防止する
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図解づくりの目標
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伝えたいことを、受け手が予想できるようになる
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受け手が困らないように道案内をする
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「すでに広く使われていること」は、誰にでも理解されるための重要な要素である。すでにみんなが慣れ親しんだものを使う方が、手間もコストもいらず、人の役に立つことができる
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どのようなプロセスで手続きが進み、どうすれば終了できるのかを、全体・部分・流れを示して提示すると読み手に安心を与えることができる。ステップを踏みながら説明するステップバイステップ技法が有用である
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重要部分を赤文字にすると、むしろ見えづらくなってしまうことがある。赤文字は黒文字よりも視認性が悪い。色を使わずに文字を強調するには、下線を引く、大きな字を使う、単語を囲む、太字を使うことが有用
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良い例と悪い例など相反する2つの例があることで、情報がより明快になる
Chapter3 「主題」「見せ方」「仕上げ」の3つの山を超える
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整理されていない情報は、情報とは言えない。つまり、整理されていない情報から価値は生まれない
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「立場」「作業内容」「時間軸」の3つで情報を分類すると伝わりやすい
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同じ分類内容に一貫して同じ形式(文字や線などの形式)を使う
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写真とイラストの使い分け
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写真:リアリティが重要で、雰囲気や広く詳細な情報を伝えたい時に役立つ
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イラスト:焦点を絞り、必要なことだけを伝えたい時に役立つ。イラストは不必要な情報をあらかじめ省いておくことができる
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グラフにはそれぞれ機能がある
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円グラフ:全体に占める割合を伝えるだけ。ある割合と別の割合を比較させる目的では使わない。また、円グラフの分割は最小限に留めるべき
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分割棒グラフ:割合の違いを伝えるだけ。円グラフの弱点を補う一方で、全体に占める割合は伝わりにくい
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折れ線グラフ:時間軸に沿った動向を伝えるだけ。時間軸は必ず等間隔に表示する
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棒グラフ:数値の差を伝えるだけ。必ずゼロを基準値として、バーの長さを省略しない
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数値一覧表:具体的な数値を伝えるだけ。大量の数値情報を1箇所に示す場合に役立つが、受け手の読み取りに大きな労力を強いるので、他のグラフによる提示方法があればそちらを優先した方がいい。使うのであれば、グリッド(格子状の線)を消し去り、平均値を示し、数値を縦に並べ、キリのいい数値で示すと理解しやすくなる
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図解の仕上げのポイント
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多様性を否定する:異なる情報は全く異なっているように見せ、同じ種類の情報は同じもののように見せる
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自分を信じない:自分はバイアスのかかった状態にあることを自覚し、実際に人に見てもらう
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ポイントは箇条書きにし、可能なら図解化する。長い文章よりも箇条書きの方が目に入りやすい。文章から図解化する手順は、文章を要点ごとに分解し、それを箇条書きにして要点を絞ってから図解をする
Chapter4 「図」を変えれば全て伝わる
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テキストで1行足らずのシンプルな情報でも、枠で囲んで並べるだけで図解となり情報が読み取りやすくなる
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手順を説明するときは、イラストと説明文を近くに配置すると、受け手の誤解や見落としが少なくなる
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数値は右揃え、単位は左揃えを原則とする
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グラフは凡例を分離せずに、グラフ内に直接書き込んだ方が伝わりやすい
※ Chapter4では、50個の事例(それぞれ悪い図解と良い図解の比較)を分かりやすく解説しています
おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございます。
会社でよく先輩に図解を交えて教えてもらっていて、言葉で説明してもらうよりもスッと入ってくる図解の威力を感じているので、本書を読み込んで図解力UPしていこうと思います。
このブログには掲載できませんでしたが、当然本書の中でも図解を多用しておりとっても分かりやすかったので是非お手にとってご覧ください。
最近はサービス作りに夢中で本を読めていませんでしたが、またここからどんどん本を読んでいきますー。
来週も頑張ります。