こんにちは。
現職で最近フィードバックについて話題になることが多く、フィードバックについて体系的に知りたいなと思ってこの本を読んでみました。
後からポイントを思い出せるように記事に残します。

フィードバックについて
- フィードバックというのは、相手が自分ではよく理解していない弱点や改善のしどころ、強みや長所についての気づきを与え、成長に繫げてもらうコミュニケーション
- フィードバックをするうえで大切なことは、失敗を糧に未来に向かって成長してほしいという建設的なマインドを持つこと。そうすれば、言葉の選び方、話す時の姿勢やまなざしが自ずとそのマインドに合ったポジティブなものになり、フィードバックする側の前向きな思いが相手に伝わりやすくなる
- 「Feedback is a Gift」という表現にフィードバックの本質がある。 相手の成長を願うことで、フィードバックは贈り物になりえる
フィードバックの種類
- ポジティブフィードバック
- ギャップフィードバック
- 気づき(軽め)のフィードバック
- 改善要求(重め)のフィードバック
ポジティブフィードバック
- ポジティブフィードバックは、 相手の長所や強みを伝えたり、努力や成果を認めたりするフィードバック。わかりやすく言えば、ほめること
- メールや文書などの書き言葉にすることによって内容がより明確になり、効果が持続しやすくなる。受け手は文章を読み返す度に、ポジティブフィードバックを受けたときの喜びを思い出すことができる
- 「表層のワナ」に陥らないことが大切で、できるだけ具体的にほめるよう心がける。「すごくよかった」とか「素晴らしかった」といった浅いほめ方では不十分。具体的かつ理由も添えた方がよい。本人の努力や仕事への向き合い方を認め、よかったポイントを挙げ、そしてそれがどのような好ましい結果に繫がったのか等々、具体的な言葉にしてあげることで、本人の胸に響く
- 結果だけでなく、プロセスにも着目するべき。結果をほめるだけでは、本人はなぜ結果が成功したのか、客観的にわかっていないことがある。プロセスをほめることによって、成功に至った理由に目がいき、次に同じ仕事に取り組む時には成功の再現性が高まる。プロセスに着目することで、仮に結果が失敗だったとしても、仕事の進め方や、チャレンジ精神、努力などといった点をフィードバックできる
- 同時に小さな「あと一歩」を指し示すと、さらなる成長に向けた行動が誘発される。ポイントは前後を「but」で繫げないこと。「but」で繋げると、相手の頭の中では、前半に受けたポジティブフィードバックの印象が薄れ、ギャップフィードバックを受けたように感じてしまう。 基本は「and」で繫げる。「グラフの見せ方がとても上手です。さらに、色づかいをこうすると…」というように、ほめるべきところはしっかりほめる。一度話に区切りをつけてから、「and」で順接で繫げて次のゴールを示す
(自分の感想)
浅い褒め方をされた時に、本当に思ってるのかな、お世辞じゃないのかなと思うことがあったので具体的に褒めることは大事だと思った。
ギャップフィードバック
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タイミング
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人は大きな出来事の直後に心がオープンになる。大イベントを切り抜けた後は、「頑張りを認めてほしい」という気持ちとともに、「もっとうまくやる方法があれば知りたい」という成長への欲求も強まるので、そのようなタイミングで相手の頑張りを認め、ポジティブフィードバックをしたうえで、ギャップフィードバックを行えば、相手は受け入れやすくなる
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ストレートに「フィードバックしてもいいですか?」と聞くことは有効。この質問をすることで、受け手は「これからフィードバックの対話が始まる」と心の準備をすることができる。また「お願いします」と受け手が自ら言葉で発することによって、「自分がお願いします、と言ったからには受け入れなくては」と受け入れのスイッチが入る
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方法
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「1対1かつ口頭」で実施するのが鉄則。文字によるフィードバックは伝え手の思惑以上に、言葉が持つ刃が鋭くなりがち。対話であれば相手の表情を見ながらトーンを調整でき、一方的な決めつけにならず、相手の言い分や事情を汲み取ることができる。「1対1」というのは相手のプライドに配慮している
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注意点
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日常的にフィードバックし合う間柄にない人から、突然ギャップフィードバックされると、受けた側は面食らう。ギャップフィードバックを効かせるためには、普段からポジティブフィードバックを積極的に行って関係を築いておく
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1回のギャップフィードバックにおけるトピックは必ず1つに絞るべき。「せっかくの機会だから」とあれこれ指摘するのはよくない。相手にしてみれば、一度に2つも3つも課題を列挙されるのはさすがに不愉快で、内容が頭に入らなくなる
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気づき(軽め)のフィードバック
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気づきのギャップフィードバックは、相手の行動に気になる点があったら、それを伝え、相手に気づかせてあげるフィードバック。コツはシンプルで、その名の通りさらっと「気づかせて」あげればよい。伝えなければならない内容は、相手も自分にその問題があることを薄々感じていることも多い。だからこそ他者からさらっと言われるだけで、「あ、やっぱり、周りの人も問題だと思っているんだ」と気づいて反省し、改善に繫がる
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改善要求(重め)のフィードバック
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改善要求のギャップフィードバックをすると、少なからず相手は動揺する。そんな時に相手をなぐさめようと最後にポジティブフィードバックを付け加えるのは禁物。これではギャップフィードバックを受けたのか、ポジティブフィードバックを受けたのか、相手はわからなくなって気持ちが緩んでしまい、本来、逃げずにやり遂げてほしい改善要求がぼやけ、結果として行動の改善に繫がりにくくなってしまう
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ギャップフィードバックをする側は、「こうすればよいのに」など、事前に改善案が心の中にあるケースが多いが、伝え手がその改善案を口に出してしまうと、相手への押しつけになってしまう。 フィードバックを受ける側は、伝え手から押しつけられた改善案よりも、自分の頭で考えた改善案の方が納得感を得やすく、実行に向けた意志も強くなる。「どうすれば、○○できそうですか」といった問いを投げかけて、相手に内省を促す。自分の中に答えがあっても、すぐには伝えないようにする
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(自分の感想)
「大きな出来事の直後に心がオープンになる」ていうのはすごく共感できる。やったー終わったーという気持ちと共にフィードバック欲しいって思うことはよくある。
重めのフィードバックをした後に、ついフォローしたくなってしまうけれども、それで気持ちが緩んで結局改善されなかったら意味がないので気をつけたい。
コーチャビリティ
- コーチャビリティとは、「他者からの助言に心を開き、時には苦言すらも自己の成長に転化できる能力」
- コーチャビリティが高い人、つまりコーチャブルな人は、平たく言えば素直な人。他者からの助言を素直に受け止めて自己の栄養分にし、早いペースで成長し、そして高い成果を上げる
- コーチャブルな状態とは、成長意欲が忌避の気持ちを上回っている状態。つまり「成長意欲」 >「忌避」の状態。 誰しもが耳の痛い話を聞きたくないが、「フィードバックを受け入れることによって、自分を成長させたい」、そう思えるからこそ、耳の痛い話にも向き合うことができる
おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございます。
フィードバックについてちゃんと知りたいという方には本書おすすめです。
