銀行員からのRailsエンジニア

銀行員からのRailsエンジニア

銀行員から転身したサービス作りが大好きなRailsエンジニアのブログです。個人で開発したサービスをいくつか運営しており、今も新しいサービスを開発しています。転職して日々感じていること、個人開発サービス運営のことなどを等身大で書いていきます。

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【読書まとめ35】人を選ぶ技術

こんにちは。最近仕事で採用を推進しており、採用関連の本を少しずつ読んでいます。

今回は「人を選ぶ技術」を読みました。この本は、面接等で直感的・主観的に行われがちな人を選ぶという部分を論理的に分析した本です。

今回も学びが多かったので、実践したいこと・覚えておきたいことをにまとめておきます。

人を見る全体像

  • 人を見るにあたっては、建築物のように階層として捉えると論理的に整理しやすい

  • イメージは地上1階から地下3階まである地下深くにつくられた建物

  • 浅いほうほど他人から見えやすく、わかりやすく、そして変わりやすい。反対に、地下に潜れば潜るほど見えにくく、わかりにくく、変わりにくい

地上1階「経験・知識・スキル」

  • 地上1階は見やすく、わかりやすく、そして変わりやすい。相対的には表面的なものであり、履歴書から簡単に読み解くことができる。誰が見ても、誰が聞き出しても、比較的見間違わない。ただ、大半の面接がこの階層を見るだけで終わってしまっている

  • 地上1階だけを見て、全体を見た気になってしまっている例

    • 履歴書に「大ヒットしたあのビールの販売戦略を立てた」と書いてある人がいたとする。本当にその人が記録的セールスを生み出したのかもしれないが、その人はチームの一員で、上から落ちてきた販売戦略を実行しただけかもしれず、そこまではわからない

地下1階「コンピテンシー

  • コンピテンシーは人事業界等でよく使われる概念・手法で、「好業績者の行動特性」と訳される

  • コンピテンシーとは、その人が「どんなシチュエーションで、どういうアクションを取りがちか」という、固有の行動のパターン

  • 人間は似たようなシチュエーションで同じ行動を繰り返すため、コンピテンシーがわかると、相手の「将来の行動」(つまり自社でも活躍できるかなど)を予測できる

  • コンピテンシーの分類
    • 「成果志向」

      • 低レベルの人:「難しいとやめてしまう」
      • 中レベルの人:「絶対にやり遂げ、目標はなんとか達成しようとする」

      • 高レベルの人:「目標は越えることが当たり前で、そのための動きが早期から逆算でき、目標超えの結果を繰り返してナンボと考える」

    • 「戦略志向」

      • 低レベルの人:「自部門の戦略を立てることはできる」

      • 中レベルの人:「自社全体の戦略を策定できる」

      • 高レベルの人:「業界や産業全体の戦略を立てられる」

      • 「ビジョン達成のためにどんな方法を取るのか?」「他の人たちと違うやり方をするのか?」「独自の道を見出すのか?」「競争上の差別化要因をどうやって作っていくのか?」のような質問で、具体的な中身の高度さ、緻密さを探る

    • 「変革志向」

      • 物事を変えてゆく志向

      • 「現状打破のために何をすべきか?」「変化の方向性はどのようなものであるべきか?」「どうすれば、人々が熱狂して変革に取り組めるか?」のような質問で探る

  • コンピテンシーを見抜く方法

    • 「エピソード・ベースのインタビュー」が有効。相手の「意見」ではなく「取った行動=ファクト」にフォーカスする

    • 例えば、候補者が前職でお客様と関係がこじれてしまった経験があった時、どのようにして問題を解決したのか、リアルなエピソードを聞いていく。 「そのとき、あなたはどのようにして問題を解決しましたか?」と聞いて、出てきたエピソードが、「仲間と協働して人間関係で問題解決した」なら、「協働」「チーム」関係のコンピテンシーにつながりそうだなと認識して深掘りしていく。「計画を見直して根本的に再発を防いだ」ということなら、「戦略」「変革」あたりのコンピテンシーが高そうだとあたりをつけ、評価していく

    • 見極る際の重要な注意点としては、先にエピソードありきで、それをコンピテンシーに仕分けること。逆のやり方をすると失敗する。 「あなたは戦略的ですか?」「戦略思考を示すエピソードを話してください」このように尋ねれば、相手は必ずそれに合わせて話をしてくる

    • 知りたいコンピテンシーに関わる物が出てきた際に、次のような質問を重ねて深掘りしていくことが必要。 「ちょっとそこ、もう少し教えていただけますか?」 「具体的にはどうやったのですか?」「あなたは、そこで何をしたのですか?」「あなたが、その成功のために工夫したことはなんですか?」と切り込み、主体的な関与の姿をあぶり出す

    • エピソードから入る面接の本質的なメリットは、「事実=ファクト」のみを、純粋に抽出することができること。例えば、チームマネジメントについて聞きたい場合、「あなたの理想のチームマネジメントスタイルは?」と聞いてしまうと、「ひとりひとりをエンパワーして、みんなの力が、10から100になるようなチームをつくることです」のように、単なる「意見=オピニオン」を聞くだけで終わってしまう可能性がある。しかし、「チームマネジメントでうまくいったときの話をしてください」と突っ込んで聞けば、意見ではなく事実を話すしかなくなる

(自分の感想)
自分が面接を行う時にも、過去の経験を深掘って自社でどんな活躍をしてくれそうかを意識して見ていたが、「コンピテンシー = 行動特性」と整理するとすごく理解しやすいと思った。
「ファクト」に注目しないとコンピテンシーを見抜くことができないというのはその通りだと思う。特定の領域について確認したいときなど、コンピテンシーありきの質問をしてしまうことがあるので、ここは特に意識しておきたい。

地下2階「器=ポテンシャル」

  • 地上1階の経験・知識・スキルや、地下1階のコンピテンシーは、どちらかというと、学習と体験を通じて形作られ、変化していくもの。いわばコップに注がれる水で、地下2階の「器=ポテンシャル」は、コップそのもののように、それぞれ大きや、形が違う。つまり、コップの大きさがその人の「器」であり、注がれる水が「経験・知識・スキル」「コンピテンシー」。そして、その差分のさらに注ぐことができる水の量が、「伸びしろ」である。

  • 人の器の大きさ、伸びしろは、次の4つの因子で測ることができる

  • ポテンシャルの因子① 「好奇心」

    • 好奇心が実は優性因子である。他の3つの因子をある意味では母親のごとく「育くむ」ものとイメージしたい。もし何か一つだけを見ようとするならば、この好奇心。色に例えるとすれば赤色。新しい経験、知識、率直なフィードバックを求めるエネルギーの強さと、学習と変化への開放性がこれにあたる

  • ポテンシャルの因子② 「洞察力」

    • 洞察力は色に例えるとすれば青色だ。新しい可能性を示唆する情報を収集し、理解するエネルギーの強さを指す

  • ポテンシャルの因子③ 「共鳴力」

    • 共鳴力を色に例えるならば黄色。感情と論理を使って、自身の想いや説得力のあるビジョンを伝え、人々とつながろうとするエネルギーの強さを示す

  • ポテンシャルの因子④ 「胆力」

    • 胆力は色に例えるなら。個の強さを持つ黒色。大きなチャレンジがある課題を好み、困難な目標に向かって戦うことに強いエネルギーを得て、逆境から素早く立ち直る力を持つことを指す

地下3階「ソース・オブ・エナジー(エネルギーの源泉)」

  • その人の精神性。ヒリヒリするような頑張りを生む力。それは、「使命感」であり、また、「劣等感」だと考える

  • 「使命感」はエネルギーの源泉となり、各階層のそれぞれの因子の発達において、加速合成をもたらす。例えば、医学の道を志す人の動機として散見されるのが「子どもの頃に家族を不治の病で失ったので、自分がいつかその病気を治したい」という使命感。このように使命感は、ちょっとやそっとのことでは揺るがない強固な精神性をその人物に授ける働きがある

  • 「劣等感」というものは、ネガティブな意味で使われるが、人の成長という観点において、劣等感も使命感と同じく、その人の人生の発展にプラスに働くポジティブなものである。筆者は、劣等感が「ソース・オブ・エナジー」として確率変動を生み出していたとしか考えられない経営者を数多く見てきた

(自分の感想)
「ポテンシャル」「ソースオブエナジー」といった深い階層を面接で見抜くのは、自分にはまだ難しそうな印象を受けたが、こういう階層があると知っておくことで人のことを理解しやすくなると思った。

人を見るにあたって気をつけるべき認知エラー

  • ハロー効果

    • 一部の特徴的な印象に引きずられて、全体を評価してしまう心理現象

    • 学歴(職歴)差別とハロー効果は結びつきやすく、発動しやすい。例えば、学歴(職歴)が物足りない人に対して、相手から少しでもネガティブな一面(特徴的な印象)が見つかったときに、それが大きな影響を与え、他のポジティブな面を覆い隠してしまう

  • 確証バイアス

    • 無意識のうちに自分の意見や仮説を支持するような情報を優先的に探してしまう現象

    • これの怖いところは、いったんダメだと感じたら、知らず知らずのうちに、その印象を追認する情報を集めてしまうところ

  • 親近感バイアス

    • 似たもの同士を高く評価してしまうというバイアス

    • 例えば、ものすごく胆力の強い面接官は、やはり胆力の強い人を素晴らしいと言いがちである。同族をひいきするのである。逆に違うタイプの種族を厳しく見ることがある。

(自分の感想)
どれも割と心当たりがあってギクっとした。
こういう認知エラーがあると知っておくことで、ある程度は補正できるものだと思うので知ることができてよかった。

見る目を磨くためにできること

  • この人は素晴らしい、すごい成功者だ、というような人に会ったときには、この人は何がすごいのか、ポテンシャルのどこが高いのか、それに対して自分はどの位置にいるのかを洞察するといい

気をつけるべきEVILについて

  • EVILとは、表向きは善人の顔をしている。罪を犯すわけでもないし、モラルに反してもいない。しかし、周りに大きな悪影響を及ぼす、害を与える。そういう「無自覚な悪意」がEVIL

  • EVILは、周りの人のパフォーマンスを落としたり、関係した人が会社を辞めてしまったり、さらに心に大きなダメージを受けてトラウマとして残ってしまったりすることもある

  • なぜ人を見る際にEVILの存在を理解しておくべきか、そして避けるべきか。それはひと言で言うと、「能力が高い・低い」を見分けるだけでは不足しているため

  • 優秀なEVILは、優秀なだけに、悪意が分かりやすい形で発露せず、一見しただけでは善人と思われやすい。かつ、仕事ができたりコミュニケーション能力も高かったりする。そのような人が結果を出すことで、短期的には利益が出るが、中長期的には大変なマイナスとなる。EVILな人による損害(周りの人間が辞める、コンプライアンス違反が明るみになり得意先や社会の信用を失うなど)を回復、改善するためには、EVILな人によって得られた利益の何倍もの時間と労力が必要となるとされている

  • 優秀なEVILは「マウント型」と「ナルシスト型」の二つに大きく分けることができる。

    • 「マウント型」はその名の通り、威圧的に相手をコントロールしようとする。いわゆるパワハラ上司の典型。

    • 「ナルシスト型」は自意識過剰で、自分の欲求を満たすために周りを巻き込んでげんなりさせることが多い。「自分が会社に到着したら全員起立して、おはようございますと言え」というようなオーナー社長はこのタイプ

おわりに

ここまで読んでいただきありがとうございます。

コンピテンシーの見抜き方など、すぐに実践できるところも多かったので早速実践していきます。

本書の中では具体例などが豊富にあってとても理解しやすかったので、ご興味ある方は是非本書をご覧ください。

 

 

【読書まとめ34】すごい採用ー考え方を変えれば採用はうまくいく

最近、勤めている会社で採用チームに所属し、採用活動を推進しています。

採用についてのインプットとして、同僚が読んでいた「すごい採用」を読みました。

すぐに実践できることが多く参考になったので、実践できること、覚えておきたいことを簡単にまとめておきます。

構造化面接の1つであるSTAR面接

  • STAR面接とは、掘り下げながら順番に聞くこと
    • 「当時の状況Situation)」
    • 「そこで抱えていた課題Task)」
    • 「自分が取った行動Action)」
    • 「それによって得られた成果Result)」
  • 質問例
    • あなたがこれまでに経験したことで最も困難だった仕事経験を教えてください
  •  効果
    • 過去のエピソードから、その人がどのように問題に取り組み、解決していったかを聞くことによって、自社での再現性があるかわかるようになる
  • 見えること
    • 話を深堀りして聞いていく中で、具体性が欠けてぼんやりした表現になることがあります。これは所属していたチームで達成したものの、その人が主体的に関わっていない場合によく発生する
    • 本当に自分が課題に向き合って困難を乗り越えた場合は、具体的なストーリーが語れるのに対し、周辺で見聞きしただけの人はその状況については話せるが、どのように判断したのかなどの具体的な話はできない
    • ストーリーを聞く中で、困難度の度合いによりその人の経験の深さがわかる。その際に個人で達成したことよりも、人と関わる仕事でのエピソードを聞いたほうが、実際の仕事で参考になる情報を得やすい(実際の仕事は人と関わることが多いため)

(自分の感想)
面接で1つのエピソードを掘り下げていくとき、感覚でやっていると聞ける内容にバラツキが出てしまうので、このフレームワークを知っておくと聞ける内容が安定しそうだなーと思った。
ストーリーがどれだけ具体的かどうかで過去の課題への向き合い方が測れるのはなるほど、と思った。

カジュアル面談

  • カジュアル面談で重要なのは、相手のキャリアの話を引き出して、自社がそこにどうマッチするか情報を提供すること
  • 「人手が足りないので誰か入ってください」よりも「××という課題があり、ここを解決して〇〇な状態にもっていきたいです」の方が惹かれやすい
  • 候補者とのコミュニケーションの中で企業の4Pを伝えるとよい
    • 企業の4Pとは、それぞれの要素が満たされることで、その企業に対する魅力度が高まるとされる企業の魅力因子。次の4つから構成される
      • Philosophy(哲学・姿勢)
      • Profession(業務の中身・事業内容)
      • People(人材・風土)
      • Privilege(待遇・特権)
    • 事実だけを伝えるのだけではなく、その事実を生じさせている原因、つまり前提となる企業の方向性なども交えて答えるとよい
    • 次の例のように、企業の考え方や「WHY」に紐づいて伝えるのが大事
      • 自分たちの会社は事業戦略をこう考えている。それはこうした企業としての哲学、姿勢があるからである。だから、こういった人たちが必要とされ活躍している。今いるメンバーには、そうした点でこのような共通項がある
  • どのようなところに興味をもっている人なのかを知るために、はじめに「今日聞きたいことなにかありますか?」と確認すると良い
  • アトラクト(魅力づけ)を気にしすぎて良いことだけ見せないようにする

(自分の感想)
課題を伝えるべき、というのは確かになーと思った。
良いところだけを見せないようにする、というのはついついやってしまいがちなので気をつけたい。

採用の考え方

  • 理想の人材に振り向いてもらうために、自社の魅力を日頃から候補者に発信する努力が必要とされている。人事の役割が「仕入れ」からマーケティングと営業」に変わった
  • キャリア観が多様化し、一人ひとりの働き手がそれぞれ異なる意欲の源泉を持ち、仕事選びの軸も千差万別となっている。企業が選ばれるためには、自社の採用ターゲットが理想とするキャリアイメージと、自社の提供する機会の一致を魅力的に伝える努力が必要。
  • 「自社らしさ」が社内で明確に定義されていることが必要。よくあるのが、「仲のよい職場」「成長中」といった受けのよさそうなメッセージを軸に自社らしさを定義して、誰にも刺さらなくなってしまうこと。多くの人に薄く情報が届くよりも、自社に興味を持つ少数の人にメッセージが深く刺さったほうが採用につながる。自社がなぜ市場に存在しているのか、何をミッションに活動しているのかというブレない理由を定義し、求人広告でも企業パンフレットでも、そして面談の会話の中でもありとあらゆるコミュニケーションに紐づける
  • 早期接触とそのための情報発信が重要。 候補者が採用市場に出る前の「潜在層」にアプローチする。早期アプローチのためには情報発信により想起される存在になる。情報発信で大事なのは「透明性と一貫性」。コンセプトが一貫性を支える。SNSやブログによる採用広報を力強く推進する

(自分の感想)
採用とマーケ/営業は近いとよく聞いていたが、この本を読んで理解できてきたと思う。マーケ/営業関連も興味があるのでインプットしていきたい。
一部の人に深く刺すために自社らしさをしっかり出していくのは意識していきたい。

おわりに

ここまでお読みいただきありがとうございます。

すぐに実践できることも多かったので、明日から早速実践していこうと思います。

2023年の振り返り

エンジニアになってから、年末に振り返り記事を書くのが恒例になっているので、今年もやったことをまとめておこうと思います。

個人開発とプライベートの話題が多めです。

アイキャッチ画像は2歳になった息子です。車と電車が大好きで、家でも外でもずっとこの調子です(笑)

個人開発

平日息子が寝てから、土日僕の両親に息子を見てもらっている時間を中心に、趣味の個人開発をコツコツ続けられました 💪

ゴルフメドレー

一番注力してるサービスで、妻と知り合いの3人でやってます。サービスが成長し、関わってくれる人が増えてきてちょっとビビってます。

  • 改善したこと
    • 地図検索をめっちゃ使いやすくした
    • 施設詳細ページのコンテンツをリッチにした
    • マガジンページ全般を妻にデザインしてもらってリニューアルした
    • SEOコンサルに入ってもらってSEO周りの改善をした
    • 手動運用でカバーしていた部分を諸々自動化した
  • 新しくはじめたこと
    • 他社サービスとのデータ連携
    • 公式グッズ作った

来年なんとゴルフメドレーでインドアゴルフの実店舗(!)を持つことになり、個人開発とは?という感じですがどうなるか楽しみです。

また、周辺領域の新サービスを来年リリース予定です。こちらもわからないことばかりですが、楽しみながらチャレンジしていきます。

golf-medley.com

ほかつーる

妻の知り合いのデザイナーさんに手伝ってもらってデザインリニューアルしました。すごい綺麗になって嬉しいです。

一緒にやっている妻が、開発のみでなくオウンドメディアの更新、営業活動も頑張ってくれて圧倒的感謝です 💪

hokatool.com

全般

1年を通じて開発を継続できました。GitHubの草はいい感じに生い茂りました。

ただ、1つくらいは新しいサービスリリースしたかったな〜。来年頑張ろう 🔥

仕事

スタートアップ2年目、メンバーに恵まれて楽しく働いてます。

主な業務は新機能開発ですが、セールスや採用など、開発以外の興味があることにも取り組める環境で毎日楽しいです。セールスやったのはなかなか痺れたな〜。

フルリモートで働いて、月1のオフライン会で東京に行くリズムにも慣れました。

家族第一カルチャー + フルフレックス + 有給20日 + 家族の体調不良でも使えるヘルスケア休暇10日 のおかげで風邪をひきまくる子供を育児しながらでもなんとか働けました。圧倒的感謝です。

プライベート

育児

息子が2歳になりました 👶

イヤイヤ期は大変なことも多いですがめちゃかわいいです。

よく喋るようになり、「パパ大好き」と言って抱きついてくるのがヤバいです。

車が大好きで、家に大量のトミカがあってお風呂にも20~30台のトミカを持参してきます(笑)

4月に近所の認可保育園に転園でき、送り迎えも楽になりました。最近は車に乗りたがらないことが多く、子供を後ろに乗せて自転車で登園することが多いです。(一時期は三輪車に乗って30分かけて登園してました(笑))

2歳になった時のブログがこちらです。

hokatool.com

愛知県楽しい

昨年末愛知県に移住して以来、いろんなとこ遊びに行きました(以下一例)。愛知県は関東に比べて人の量が多すぎないので最高です。

ゴルフ

近所の岐阜県のコース中心に、何回も妻とラウンドできて最高でした。

ゴルフメドレーを通じて素晴らしいコーチに出会い、月1で妻とレッスンを受けています。さらに、クラブ一式をコーチのおすすめのものに買い換えました。

その結果、何年かぶりにベストスコアを更新できました 🎉(91)

来年は90切り目指して頑張ります。

その他

  • 大河ドラマ「どうする家康」にハマりました
    • 毎週僕の両親が家に来て、ビール飲みながらみんなで見てました

    • 今まで全く歴史に興味なかったのですが、ハマってからお城に行くのとかが楽しくなりました

  • 個人用のメモや日記で利用していたEvernoteが、カクツキや同期の遅さが限界だったのでUpNoteに乗り換えました。今のところ快適です。
  • 以前から検討していた花粉症の舌下免疫療法を始めました。3年くらいかかるそうですが効果が出るのが楽しみです。また、メガネが面倒なのでICLも検討中です 👓

おわりに

来年も家族みんなで楽しく暮らしていきたいです。

去年の振り返り記事はこちらです。

ysk-pro.hatenablog.com

良いお年を 🎍

【読書まとめ33】大型商談を成約に導く「SPIN」営業術

こんにちは。

僕が現在所属している会社は、メンバーがやりたいと言ったことを積極的にやらせてくれる文化があります。
僕はエンジニアとして働いていますが、営業にも興味があって営業をやらせてもらう機会がありました。

営業について学ぶために同僚からおすすめされたこの本を読んだところ、とても学びが多かったためブログにまとめます。

価値の方程式

  • 価値の方程式とは、「ニーズの大きさ」と「解決策のコスト」の関係を示したもの
  • 「解決策のコスト < ニーズの大きさ」となれば商談は成立する
  • 解決策のコストが低い小型商談では、問題点、つまり潜在ニーズを見つけるだけで商談が成立するが、大型商談では解決策のコストが高い分、解決策のコストの見合うようにニーズを深刻で重大なものに育て上げる必要がある

SPINとは

SPINとは売り手から買い手への質問によってニーズを育て上げる手法で、頭文字がSPINそれぞれの文字となる4種類の質問をSPINの順に使う。

ーーーーーーーーーーー
状況質問
Situation Question)を使って背景情報をつかむ

問題質問Problem Question)を使って、買い手の潜在ニーズを見つける

示唆質問Implication Question)を使って、買い手に問題の重大さを認識させる

解決質問Need-payoff Question)で買い手から顕在ニーズを引き出し、買い手自身に求めているものやその効用を言わせて商談成立へ導く
ーーーーーーーーーー
※ それぞれの詳細については後述します。

ニーズの種類

  • 潜在ニーズ:買い手が口にした問題や不満
    • 例:現在のシステムは手動の作業が必要で手間がかかるし、ミスのリスクがある
  • 顕在ニーズ:買い手が口にした欲求や欲望
    • 例:全てのオペレーションを自動化できるシステムが必要だ

質問の種類

潜在ニーズを引き出す質問

  • 状況質問:買い手の現状に関する情報を収集する
      • 今はどんなシステムをお使いですか
      • オペレーションをするスタッフは何名ですか
    • 状況質問は買い手にとってつまらないので、極力商談前に調査を行って商談中は必要最低限にした方が良い
  • 問題質問:買い手の抱える問題点や不満に関する質問
    • 例:今のシステムには満足していますか、使いづらいところはないですか
    • 問題質問によって潜在ニーズを引き出す

潜在ニーズを顕在ニーズに発展させる質問

  • 示唆質問:買い手が抱える問題の影響についての質問
    • 目的:買い手が大したことはないと思っている問題を、アクションを起こすべきな大きな問題だと認識させる
      • それは生産性にどんな影響がありますか
      • そのせいでミスは発生していませんか
    • 示唆質問は意思決定者に売り込むときに、より効果が高い。問題点が及ぼす影響について考えるのは、意思決定者の考え方と同じなため、説得力が増す
  • 解決質問:買い手から提案された解決策(顕在ニーズ)の価値や効果に関する質問
      • それにどんなメリットがあるでしょうか
      • それがどう役に立つでしょうか
      • どうしてそれが重要なんですか
      • 他にも、そのことによるメリットはありますか
    • 見込み客を問題点ではなく解決策に注目させ、見込み客から解決策のメリットを語らせることができる
    • 注意点として、自社製品では解決できないことことには使っていはいけない
      • 解決できないことに対して、どうして〇〇が必要なのですか、と解決質問をすると、応えることができない見込み客のニーズを強めてしまう

利点と利益

  • 利点:サービスがどのように買い手の役に立つか示すこと
  • 利益:サービスが見込み客の示した顕在ニーズにどのように応えられるのかを示すこと
  • 利点は買い手の反論を引き出しやすいため、利点よりも利益を伝える方が良い
    • なぜ反論を引き出すかというと、売り手がニーズを育て上げる前に解決策を提供してしまい、買い手がそんな高価なものを購入するほどでもないと思ってしまうため
  • 商談の早い段階で利点について語るよりも、示唆質問・解決質問を使って顕在ニーズを育ててから利益を提示する方が良い

効果的な商談準備

問題質問の準備

  • 面談前に、見込み客が抱えているかも知れず、かつ自分のサービスで解決可能な潜在的な課題を考え、少なくとも3つは書き出す
  • 書き出した潜在的な問題を浮き彫りにするために、商談で使えそうな問題質問をいくつか書き出しておく

示唆質問の準備

  • 見込み客が抱えていると思われる問題点を書き出す
  • その問題に関連した他の問題がないか考え、書き出す
  • 書き出した関連した問題点について、どんな質問をすればその問題に話を持っていけるか考え、書き出しておく

商談中

商談のうまいはじめ方

  • 売り手が質問することについて買い手に同意させること
  • まずは売り手が情報を求める側で、買い手が情報を与える側という役割を確立するのが重要

買い手から何らかの約束を取り付けるための効果的な方法

  • 主な懸念事項に対応したかチェックする
    • 例:話を前に進める前に、追加で説明が必要な点はあるでしょうか
  • 要点/利益をまとめる
    • 商談が長くなると、買い手は話の内容を全て理解していないことも多いので、約束を取り付ける段階に移る前に、要点(買い手にとって重要な利益)を整理してまとめると効果的

商談後

  • 商談後に改善していくためのチェックポイント
    • 今回の商談の目標は達成できたか
    • 同じ商談ができるとしたら、どこを変えるか
    • 他の買い手の商談にも役立つことが何か学べたか

おわりに

ここまでお読みいただきありがとうございます。

思っていたよりも具体的な営業の手法が解説してあり、とてもためになる一冊でした。

この本の中では、良い例・悪い例など、具体的な商談のやりとりが多く記載されていてとても理解しやすかったので、是非お手にとってみてください。

エンジニア5年目の2022年振り返り

2022年も終わりますね〜。

エンジニアになってから毎年、年末に振り返り記事を書いているので今年もやったことをまとめておこうと思います。

アイキャッチ画像は妻と息子と手を繋いで歩いているところです。息子ちっちゃくてかわいい 👶

個人開発

夜、息子が寝てからの時間中心で、既存のサービスの機能追加、リプレイスなど、今年も趣味の個人開発をガッツリできました 🎉

ゴルフメドレー

僕と妻、営業1人で運営してるゴルフ場、ゴルフ練習場、レッスンの口コミサイト

  • 新機能追加、機能改善をたくさんした
  • 妻デザインのPOPをゴルフ場に置いてもらうことを始めた
  • サービスとしてすごい伸びてきていて飛躍の1年になった 🎉

golf-medley.com

HOKATOOL

妻と運営してるネット上で簡単に保活ができるサービス

  • コツコツ新機能作成、機能改善してた
  • 自分が引越しする時に実際に HOKATOOL を使って保活をして、便利さを実感した 🎉

hokatool.com

Web本棚

Web 上で簡単に本棚を共有できるサービス 

  • Heroku 有料化のタイミングでリプレイスした
  • Prisma、PlanetScale は初めて使う技術で楽しかった

web-bookshelf.com

技術書えらび

Amazon楽天のレビューを同時に見ながら技術書を効率的に探せるサービス

  • Heroku 有料化のタイミングでリプレイスした

teckbook.net

サービスクローズ

  • Heroku 有料化に伴い、Heroku の無料枠内で動いていた大半のサービスをクローズした 🥲
  • クローズ前にスクショなどとともにこれまで作ってきたサービスをまとめた
    • 19個も作ってたのか〜

ysk-pro.hatenablog.com

仕事

  • 愛知県に移住するため、フルリモートの会社に転職した!
    • 初めてのスタートアップ!
    • メンバーに恵まれていてめちゃ楽しい。フルリモートだけど Gather を常時接続していたり、業務はペアプロ中心でワイワイ働けてる
    • メインの技術は Rails と React で、Rust も触ってる。Rust ムズイけど楽しい
  • 転職活動についてはここに軽くまとめた

note.com

プライベート

育児

  • 子供の保育園入園
    • 移住に伴い退園してしまったが、いい園に入れて息子は毎日楽しそうだった
    • 保育園がパンデミックになっていた 8, 9月は 2月で 20日くらい保育園を休んでハードだった
  • 育休から復帰
    • 育休は本当に取って良かった
    • 8ヶ月間の育休を振り返った記事を書いた

hokatool.com

  • 子供の成長
    • 1年前は寝返りできるようになったくらいだったのに、今ではごはんを一人で食べ、走り回って「パパァ」とか言うようになってて成長が早すぎる
    • リモートワークのおかげで、成長を間近で見れて嬉しい

移住

  • 家を建てて僕の地元の愛知県に移住した
  • 移住を決めた理由や家のこだわったポイントは記事にまとめた

ysk-pro.hatenablog.com

ysk-pro.hatenablog.com

その他

  • 車を買った
    • 子供の送り迎えで必要になった
    • 車買ってから毎週末家族みんなでお出かけするようになったから買って良かった
    • N-BOX いい感じ。ただ4人乗りだと妻、子供、両親を一緒に乗せられないので、乗り換えも検討中
  • 作り置き、家事代行などに頼るようになった
    • 子育てしながらの夫婦フルタイムだとご飯作るのとかが負担だった
    • 離乳食含めた作り置きをしてくれる シェアダイン は神サービス。週一でシェフに来てもらっていた

おわりに

今年は家を建てて移住したり、転職したりと激動の1年でした。

趣味でずっと続けている個人開発では、徐々に結果が出てきて楽しいです。

来年も色々と楽しんでいきます。

 

ご興味あれば昨年の振り返り記事も合わせてご覧ください。

ysk-pro.hatenablog.com

 

みなさま良いお年を。

 

一条工務店で注文住宅を建てました 〜こだわったポイントのまとめ〜

注文住宅を建てて入居しました〜〜!

快適に暮らせて最高です。12月ですが家の中は暖かいので薄着で過ごしてます。

 

一条工務店と契約するまでの話はこちらに書いています。

ysk-pro.hatenablog.com

 

この記事では、家のこだわったポイントを実際の写真とともにまとめておこうと思います。

おしゃれさ

  • キッチン周り
    • キッチンはおしゃれさ、実用性からアイランドキッチンにした
    • キッチンの天板は住宅展示場で見ていいなと思っていたグレーの御影石を採用
    • キッチン上の天井を下げ、アクセントクロスを入れていい感じにした
    • ペンダントライトを吊るした

リビング1

リビング2

キッチン天板の御影石
  • 玄関
    • 住宅展示場でいいなと思ったエコカラットという壁材を入れた
    • 間接照明でいい感じにした

玄関
  • アクセントクロス
    • せっかくの注文住宅なので各部屋1つずつはアクセントクロスを入れた
    • サンゲツのショールームに2度足を運んでじっくり選んだ
    • 独立している狭い部屋(トイレ、ファミリークローゼット、脱衣)は攻めた柄にしてみた

1Fトイレ

2Fトイレ

脱衣所のクロス

ファミリークローゼットのクロス

生活を楽に

  • センサー照明
    • 玄関、1F洗面、1F廊下、1Fトイレはセンサー照明にして、いちいち電気をつけたり消したりしなくてよくした
    • 照明をよく消し忘れるタイプだったのでかなり助かってる
  • ほぼ全て引戸
    • ドアを開けっぱなしにすることが多いので、構造上不可能だった1ヶ所を除いて全て引き戸にした
    • 開けっぱなしにしていてもドアが邪魔にならず快適
  • 洗面と脱衣を分けた
    • 実家が洗面と脱衣が一緒で、子供の頃 誰かが風呂に入っていると洗面が使いづらくて不便だったので分けた

家事を楽に

  • 海外食洗機
    • ミーレというドイツのメーカーのデカい食洗機を入れた
    • 1日分の食器、フライパンが1度に洗えて楽
    • 以前使っていた卓上食洗機と比べて、音が静かすぎて驚いた
    • とにかくデカいので洗い物を適当に入れられて楽(以前使っていた卓上食洗機はパズルみたいに詰め込むのが面倒だった)

ミーレ食洗機
  • ファミリークローゼットを作った
    • ファミリークローゼットというのは、家族全員分の服を入れられるクローゼットのこと。最近流行ってるらしい
    • 1Fの洗濯機の横に設置したので、乾燥が終わった洗濯物を片付けるのが楽
    • 出かける時も着替えるためにいちいち2Fに行かなくてよいのが便利
  • 掃除してくれるトイレ
    • トイレ掃除の頻度を下げるため、洗う度に勝手に掃除してくれるアラウーノというトイレを1F、2Fに入れた
    • センサーでの蓋の自動開閉や、自動水洗もついてて便利
  • ごついロボット掃除機
    • 拭き掃除のクオリティに驚いた(めちゃサラサラになる)
    • 畳スペースは自動で拭き掃除をやめてくれて賢い
    • モップの自動洗浄まで付いてて、ほぼ何もしなくていいので楽

ロボロック(Roborock) S7 MaxV Ultra

その他

  • メッシュWi-Fi
    • 夫婦ともにリモートワークでネット回線は生命線なので、10Gの回線を契約して、いいメッシュ wi-fi ルーターを買った
    • 床暖房の関係で1Fと2Fは電波が飛びにくいと聞いていたので、1F、2Fのルータ間は有線で繋げるようにした(イーサネットバックホールと呼ぶらしい)
    • 家中快適なネット環境になって、仕事部屋では無線で1Gを超える速度が出るようになって嬉しい 🎉

スピードテストの結果
  • リビング階段
    • 子供が大きくなって一日顔を合わさない、みたいなことは寂しいなーと思ってリビング階段にした
    • リビングの音が2Fに響かないように階段の前にドアを設置した
  • リビング畳
    • 寝転んだり、子供が遊ぶスペースが欲しかったので、リビングの一角を畳にした
    • リビングに合う色の畳にした
  • スタディスペース
    • 2Fのホールに家族みんなで勉強したり作業ができるスタディスペースを作った
    • スタディスペースの隣は本棚にして、誰でも本棚にアクセスしやすくした
    • 息子が大きくなって、ここで一緒に並んで勉強するのが楽しみ ☺️

スタディスペース
  • ネコトイレスペース
    • 猫の自動トイレを使っており、匂いがそこそこキツくて賃貸マンションでは置き場に困っていたので、玄関に専用のスペースをあらかじめ用意した
    • 消臭効果のあるナノイーやエコカラットの近くに設置したこともあってか、あまり匂いが気にならなくなっていい感じ

猫トイレ
  • 仕事部屋
    • 仕事部屋確保!

仕事部屋

おわりに

こだわりが詰まった家で家族と毎日過ごせて幸せです。

家を建てる前での経緯や、一条工務店に決めた理由などはこちらの記事に詳しく書いているので、ご興味あれば合わせてご覧ください。

ysk-pro.hatenablog.com

 

これまで作ってきた個人開発のまとめ 〜19個のサービスの紹介と個人開発をしてきて思ったこと〜

個人開発が趣味で、営業からエンジニアに転身した 2018 年から4年で 19個サービスをリリースしていました。

Heroku の無料枠がなくなることが決まり、作ってきたサービスの多くを終了することにしました。今まで Heroku の無料枠にめちゃくちゃお世話になっていました。

サービス終了前に、スクリーンショットと共にどんなサービスを作ってきたかをまとめておきます。

それぞれのサービス紹介の後に、個人開発を続けてきて思ったことなどを書いています。

時系列で紹介していきます。

少し長い記事ですが、だんだんとサービスのクオリティが上がっていっているはずなので、最後まで見ていただけると嬉しいです。

タイトルがリンクになっていないものは、サービス終了予定です。

1. Jobmiru

2018/3頃リリース

記念すべき処女作です。

「何のスキルが身につくのか」「具体的に何をするのか」に特化した、転職口コミサイトです。

自分の就職・転職活動時にどんなスキルが身につくかで会社を選びたいと思っていたものの、そのような情報を扱うサイトがなかったので作りました。

このサービスを作ったことで、当時通っていたプログラミングスクールのイベントで登壇できたり、運営者ギルド という個人開発のコミュニティにも出会えたりして、とても思い出深いサービスです。

トップページ

トップページのサービス紹介

投稿一覧ページ

投稿詳細ページ

こちらのブログにサービスについてより詳しく書いています。

ysk-pro.hatenablog.com

2. Powertweet

2018/4 リリース

Twitter の OGP(URL をツイートしたときに表示される画像)に力強いメッセージを簡単に表示できるサービスです。

当時 Twitter をよく使っていて、OGP で何か遊べないかな〜と考えていて思いつきました。

投稿には Twitter ログインが必要で、そこでユーザーの離脱が多いことが課題でした。

OGP で遊ぶのが面白くて、ここからいくつか似たサービスを作っていくことになります。

トップページ

サービス説明ページ

3. BigTweet

2018/5 リリース

Powertweet のログインが不要バージョンです。

ログインが不要で気軽に使えることもあり、たくさんの方に使っていただき嬉しかったです。

こんなツイートが簡単にできます

トップページ

画像作成ページ①

画像作成ページ②

4・5. アイデアtweet & アイデアtweet LINE bot

2018/6 リリース

ツイート内のの説明と GIF がわかりやすいです。

ぼーっと使ってるとアイデアが浮かんできて面白いので自分で結構使ってました。

LINE でも同じことができたら面白いと考え、LINE bot を初めて作りました。LINE bot は画面を自分で作る必要がなくてサクッと作れるので、ここからたくさん作っていくことになります。

LINE bot の動作はツイート内の GIF がわかりやすいです。

6. 今日雨降るよちゃん(LINE bot

2018/6 リリース

東京で雨が降りそうな日の朝7時にLINEでメッセージが届くサービスです。

毎朝傘を持っていくかどうかを天気のアプリでチェックするの面倒で、自分が欲しくて作りました。

降水確率が 30% 以上の日だけメッセージを送ってくれて、それ以外の日はメッセージを送ってこないのでうっとうしくならないのがポイントです。

サービス公開から半日で、お友達登録 50人(LINE API 無料枠の上限)となり、その後もあまりブロックされずに使っていただけ、僕が作ったサービスで初めて継続的に使ってもらえるサービスになりました。

こんなメッセージが届きます

サービスについての詳細はこのブログにまとめています。

ysk-pro.hatenablog.com

このブログを久しぶりに読むと、割といいことを言っていました。

当然と言えば当然なのですが、どれだけサービスを作り込んだかよりも、小さなことであってもユーザーの課題を解決することが一番大事なんだなー、ということが実感できたのでこのサービスを作ってよかったです。

7. お買い物メモ君(LINE bot

2018/8 リリース

LINE でお買い物メモが取れて、お買い物メモの一覧を表示する際に Amazon or 楽天でランキング1位の商品を一緒に表示してくれるサービスです。

お買い物メモを LINE で取れたら便利だなーというのと、僕は Amazon楽天でランキング1位のものを買うことが多いので、それを一緒に見れたら便利だなーと思って作りました。

動作はツイートの GIF がわかりやすいです。

Amazon API楽天 API を初めて使いました。簡単に使えてサービスの幅も広がり、とても良かったです。

サービスの詳細はこちらのブログにまとめています。

ysk-pro.hatenablog.com

8. Tweet Searcher(LINE bot

2018/9 リリース

自分のブログや note の URL を登録すれば、登録した URL を含むツイートを毎朝7時に1日分通知してくれる LINE bot です。該当するツイートがなければ LINE を送ってこないのでうっとうしさもありません。

自分のブログや note、web サービスが Twitter でシェアされたことを気軽に確認したくて作りました。

便利でいまだに使っています。

こんなメッセージを送ってくれます

9. BigTweet 2

2018/9 リリース

タイトルの通り、BigTweet の進化系です。Powertweet を合わせると3代目になります。

BigTweet で課題であった、文字を入力しながら仕上がりの画像が確認できないことを克服しました。

あまり得意ではなかった JavaScript を頑張った記憶があります。 

動作はツイートの GIF がわかりやすいです。

10. Blog Reader(LINE bot

2018/11 リリース

毎晩 22時に僕のブログの読書メモをランダムで1つ送ってくれるだけの LINE bot です。

ブログは書いてるものの、見返す機会が作れずに知識が定着してない課題を解決するために作りました。

一応リリースしましたが、完全に自分用のサービスですねw

11. いちにちをシェア

2018/12 リリース

自分の1日を簡単に Twitter でシェアできるサービスです。

自分の1日をシェアできたら面白そうだし、他人の1日を見てみたいなーという気持ちで作りました。

これまでに 68個画像が作られており、少しは使ってもらえたので良かったです。

トップページ(タイトルの下の兄弟サービス紹介の色が強くてチカチカするw)

12. いちねんをシェア

2018/12 リリース

「いちにちをシェア」の年間バージョンです。

12月だったので、1年を振り返るサービスがあるといいなと思って作りました。

トップページ(いちにちをシェアとほぼ同じ)

13. いちねんのさいてん / レーダーチャートメーカー

2018/12 リリース

レーダーチャートで表現した1年間の採点を Twitter で簡単にシェアできるサービスです。

前述のサービスの棒グラフをレーダーチャートにして1年を振り返ったら面白いのでは、と思って作りました。

動作はツイートの GIF がわかりやすいです。

ローディング中に謎の名言が出てくるの面白いw

年が明けて1年の振り返りをするシーズンが終わった後は、汎用的なレーダーチャートメーカーにサービス名を変えました。

トップページ

直近作られたレーダーチャートがひどいww

グラフを Twitter にシェアできるサービスを3つ連続で作った話をブログにまとめました。

ysk-pro.hatenablog.com

14. Web本棚

2019/1 リリース

自分の本棚が↓のツイートのように簡単にシェアできます。

ツイート例

人におすすめの本を聞いたり、人の本棚を見るのが好きなので、Web 上で本棚を紹介できるサービスがあったら面白いな〜と思って作りました。

これまでに577個の本棚を作っていただき、そこそこ使われるサービスになりました。

今でもたまに使っていただいており嬉しいです。

トップページ

本のタイトルの一部を入力すると候補が出てくる

最近作られた本棚

本棚に多く入れられた本ランキング

15. 映画シェア

2019/2 リリース

Web 本棚の映画版です。

映画も同じように人のおすすめを聞く機会が多いなーと思って作りました。

トップページ

最近シェアされた映画

16. 楽々ゴルフ

2020/1 リリース

車での移動時間でゴルフ場が絞り込めるサービスです。

既存のサービスは、都道府県による絞り込みが大半でした。同じ都道府県のゴルフ場でも家からの所要時間は全然違うため家から近いゴルフ場が検索しづらく、その課題を解決したくて作りました。

エンジニアの妻と正月休みに一気に作りました。妻とワイワイサービスを作るのは楽しかったです。

これまでのサービスは使っている技術が RailsJavaScript 少し、サーバーは全て Heroku でした。このサービスでは フロントエンドに React を使って AWS Amplify にホスティングし、バックエンドは AWS Lambda でサーバレスの構成にしました。新しい技術を使えるのも個人開発の醍醐味ですよね。

トップページ

検索中画面(かわいい GIF が動きます)

検索結果一覧画面

サービスについてや使っている技術の詳細はこちらのブログにまとめています。

ysk-pro.hatenablog.com

17. ゴルフメドレー

2020/8 頃リリース

ゴルフ練習場の口コミサイトとしてスタートし、今はゴルフ場・ゴルフ練習場・ゴルフレッスンの口コミサイトとなっています。

僕の個人開発史上、最も時間をかけていて愛着があるサービスです。

前述の「楽々ゴルフ」を見てくれた方から Twitter DM で新しいサービスを一緒にやりませんかとお話をいただき、営業のその方とエンジニアの妻と3人で育ててきたサービスです。リリースから2年以上経つ今も 3人の slack は毎日動いており、毎日楽しく改善を繰り返しています。

技術面では、Next.js・TailwindCSS・Auth0 など使ったことのなかった技術も採用しています。

PV はずっと右肩上がりで、収益もそれなりに出ており、今後もどんどん成長させていきます。

トップページ①

トップページ(新着口コミ)

検索結果一覧画面

施設詳細画面①

施設詳細画面②

施設詳細画面③

オウンドメディアもあります

キャンペーンを開催しました

ゴルフ場にPOPを置いてもらっています

18. 技術書えらび

2021/1 リリース

Amazon楽天のレビューを同時に見ながら技術書が選べるサービスです。

自分が Amazon楽天のレビューを見ながら技術書を選ぶので、それが楽にできたら嬉しいなーと思って作りました。

フロントエンドに Vue を初めて使いました。

トップページ

検索結果一覧ページ

19. HOKATOOL

2021/10頃リリース

家の近くの保育園を探したり、保育園の口コミができる保活支援サービスです。

自分たちが実際に保活をして、こんなサービスがあったらいいよねというものを、妻と一緒に作りました

自分たちの保活は、区役所からもらってきた紙の保育園一覧から、家から近そうな保育園を Google マップで調べて、保育園の公式HPや口コミを探して、それらをスプレッドシートにまとめて...ととても面倒で、それを楽にしたいと思って作りました。

HOKATOOL を使えば、HOKATOOL 上で現在地から近い順に保育園を探せて、HOKATOOL 上で保育園の情報や口コミが見られて、HOKATOOL のマイページで情報を管理し、パートナーに共有することもできます。

最近、近々引っ越しの予定があり再び保活する必要があったので HOKATOOL を使って保活をしたのですが、ほぼ HOKATOOL だけで完結してとても便利でした。

保育園情報を誰でも編集できる機能も実装し、毎日 保育園情報の編集や保育園の口コミをいただけています。使ってもらえるサービスになり嬉しいです。

トップページ

トップページの条件絞り込み

検索結果一覧ページ

施設詳細ページ

施設情報編集ページ

オウンドメディアもあります

妻が書いてくれたサービスの紹介記事です。

note.com

個人開発をやってきて思ったこと

技術力よりも作りたい気持ちが大事

僕が営業からエンジニアになったのが 2018/2 です。

2018 年は技術力が低かった時期ですが、サービスを 13 個リリースしていました。

個人開発に大事なのは作りたいという気持ちだなあ、と改めて思いました。

こんなサービスを作りたい → それにはこんな技術が必要だから勉強しながら使ってみよう、みたいな感じで少しずつ技術力もついていったと思います。

フィードバックがモチベーションになった

自分がいいと思ったものが使ってもらえてフィードバックがもらえる、というのがとてもモチベーションになっていました。

Twitter で反応をくれていた皆さんや、オフライン会などで個人開発について話せる運営者ギルドの存在がありがたかったです。

リリース後にサービスを維持するのが難しい

モチベーションの意味でも、集客の意味でも、収益化してサーバー代をまかなえるようにする意味でも難しかったです。

収益化については、SNS でバズって広告収入で、と思っていましたが、これまでの経験で地道に営業をしていくのが一番の近道だと思うようになりました。

無料枠がある神サービス Heroku がなくなってしまったので、サービスを維持していくハードルは更に上がってしまった気がします。

数人のチームでやれると強い

同じくらいモチベーションを持った人と組んでやると、1人でやるよりも楽しく、いいものができるし、続けられるなーと思いました。

現に今も開発を続けているサービス(Golf Medley と HOKATOOL)はチームでやっているものです。

おわりに

プログラミングと個人開発をやり始めて、完全にハマっていた 2018 年の勢いが凄まじいですね〜。

こうしてスクリーンショットを並べてみると、だんだんとデザインがまともになってきてる感じがして面白いです。

単機能のサービスを量産していた 2018 年頃と比べ、最近はこれを伸ばすんだと決めたサービスの改善・新機能開発をコツコツ頑張っています。

一番注力しているサービス「ゴルフメドレー」をぜひ見て行ってください。

golf-medley.com

ログイン不要で口コミできるので、ゴルフをする方は口コミをしていただけるととっても嬉しいです。